アシッド・ハウス The acid house

制作・年・時間 '98英/ギャガ/111分
監督 ポール・マクギガン
原作 アービン・ウェルシュ
脚本 アービン・ウェルシュ
   
出演 ユエン・ブレンナー
ケビン・マクキッド
ジャンル コメディ スティーブン・マッコール
期待度 ☆☆☆ 日本上映 00/04/29
英国の若者の生態を描いたオムニバス映画。仕事も恋も家も失った若者が紙の罰を受けてハエに変身。一方、ふしだら女を妊娠させた気弱な男は悲惨な結婚生活をおくる羽目に。また、サッカー狂の青年は、ひょんなことから新生児の体と入れ替わってしまう。

  

講評
ストーリー ☆☆ ユーモア ☆☆☆ 感動
ラブ ☆☆ 視点 ☆☆☆☆ 総合 ☆☆☆
オムニバスの単館上映。あまり期待はしていなかったのだが...。まずタイトルバックの目が回る図形の回転、あれはやめてくれぃ!映画見る前に目が回ったぞ。さて1本ずつ講評すると、まず1話目の悲惨な男がハエになる話。ここまでついていない男を見ると共感したくなる..というかここまで不幸が重なることはまずないよぉ。そしてなぜか「神」にハエにされてしまう。何故なんだ?まあそれはいいとして男がハエになった後の「彼」なりのささやかな復讐には吹き出してしまったけど。でも所詮ハエ叩きの一撃でお陀仏。なんだかよく解らなかったなぁ。そしてふしだらな女と気弱な男の話。こういう男いるんだよなぁ。とーっても身近に(笑)女が何してても反撃できないんだわ。階上に住んでいる男に寝取られた(っていうか、女も同意の元ヤリまくり...)上、電気までパクられるとは、いやはやよく我慢できたもんです。まあ最終的には逃げ出すんだけど。それにしても彼らの子供がどういう風に育つか楽しみだな(爆)。最後は寝取った男が妊娠した女を捨て、女が男の元に戻って来るんだけど、結局男は女を許してしまうんだよねぇ。う〜ん、複雑な心境(苦笑)。最後、この映画のタイトルとなっているアシッドハウス。ひょんなことから新生児とサッカー小僧が入れ替わってしまうのだが...。ユエン・ブレンナー扮する小僧の「赤ん坊演技」がうまいというか気味悪いというか...。新生児が言葉喋るのもエグイねぇ。印象に残ったのはそのぐらいかなぁ。まあイギリスのぶっ飛んだ若者の描写をおもしろおかしく描いているのは解るのだが...。イマイチつかみ所のない映画かもしれないねぇ。こういった映画に僕自身が慣れていないのかもしれない。視点的にはおもしろいとおもうけどね。

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