(2003.2.6〜2.13)
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夜のリスボン・ロッシオ広場 2003/02/07
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新浦安−(京葉線)−千葉みなと−(モノレール)−都賀−(総武線)−佐倉−(総武線)−成田・京成成田−(京成・芝山線)−芝山千代田−(芝山線)−東成田−(徒歩)−空港第2ビル−(NH209)−フランクフルト空港−(国鉄S8)−フランクフルト中央駅−フランクフルト市内観光(レーマー広場・ハウプトヴァッへ)−フランクフルト中央駅−(国鉄S9)−フランクフルト空港−(LH4270)− |
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−(LH4270)−リスボン空港−(タクシー)−ホテルベルナ泊−リスボン市内観光(エドゥアルド7世公園・ポンバル侯爵広場・リベルダーデ大通り・ケーブルグロリア線・サンロケ教会・サンジョルジェ城・カテドラル・アポローニャ駅・ジェロニモス修道院・発見のモニュメント・ベレンの塔・ケーブルビッカ線・サンタジュスタのエレベーター・ロッシオ広場・コロンボショッピングセンター)−ホテルベルナ泊 |
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ホテルベルナ−(徒歩)−カンポペケーノ駅−(地下鉄)−レスタウラドーネス・ロッシオ駅−(国鉄)−シントラ駅−(徒歩)−王宮−(徒歩)−シントラ駅−(バス)−ロカ岬−(バス)−カスカイス駅−(国鉄)−カイスドソレ駅−(徒歩)−リスボンサンタアポローニャ駅−(Alfa)−コインブラB駅−(国鉄)−コインブラ駅−コインブラ市内観光(オイトデマイオ広場・サンタクルス修道院・コインブラ大学)−コインブラ駅−(国鉄)−コインブラB駅−(Alfa)−リスボンサンタアポローニャ駅−(寝台特急ルシタニア号)− |
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−(寝台特急ルシタニア号)−マドリッドアトーチャ駅−マドリッド市内観光(プラド美術館・プエルタデルソル・マヨール広場)−マドリッドチャマルティン駅−(AVE)−コルドバ駅−コルドバ市内観光(メスキータ・ユダヤ人街・ビクトリア公園)−コルドバ駅−(AVE)−マドリッドチャマルティン駅−マドリッド市内観光(マヨール広場・王宮)−マドリッドアトーチャ駅−(寝台特急フランシスコデゴヤ号)− |
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−(寝台特急フランシスコデゴヤ号)−パリオーステルリッツ駅−(地下鉄)−パリモンパルナス駅−(TGV)−ボルド−サンジュアン駅−ボルドー市内観光(メゾンドヴァン・サンカトリーヌ通り・ヴィクトワール広場)−ボルドーサンジュアン駅−(準急)−トゥールーズマタボー駅−(寝台特急ロシタン号)− |
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−(寝台特急ロシタン号)−パリオーステルリッツ駅−(地下鉄)−パリモンパルナス駅−(TGV)−レンヌ駅−(バス)−モンサンミッシェル−(バス)−レンヌ駅−(TGV)−パリモンパルナス駅−(地下鉄)−パリ北駅−(徒歩)−ホテルメトロポール泊 |
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ホテルメトロポール−(徒歩)−パリ北駅−(RERC)−パリシャルルドゴール空港−(RERC)−サンミッシェルノートルダム駅−パリ市内観光(ノートルダム寺院・ポンピドゥーセンター・チュイルリー公園・オルセー美術館・エッフェル塔・シャンドマルス公園・カフェフーケ・シャンゼリゼ通り・凱旋門・新凱旋門・ムーランルージュ)−パリ北駅−(RERC)−パリシャルルドゴール空港−(NH206)− |
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−(NH206)−空港第2ビル−(京成線特急)−成田空港−(総武・横須賀線快速)−品川 |
ヨーロッパに向け、出発! |
![]() 搭乗案内で飛行機を確認! |
思い立ったが吉日? 今回の旅行は、たまたま休みが8連休とれたので、それなら久々海外へ!と考え、また今まで使わずに残っていたUAのマイレージをこの際使ってしまおうということから始まった。85,000マイルもあると、南米以外ならどこへも行けてしまう...。それなら遠いヨーロッパへ行こうとなって早速予約。無事往復とも予約ができた(かなり混んでいたが...それも全日空便!)のでホッと一息である。 出発日が迫っていたため、H.I.Sで鉄道パスとホテル(1泊目と最終日)の予約を急いで済ませ、それ以外は現地で何とかすることとした。こんな自由旅行も久しぶりだったので多少不安であったが、まあ昔を思い出して何とかなるだろうと気楽な気持ちで出発! 成田空港へ なぜか?東成田経由で空港第2ビル到着。今回行く3カ国はユーロ通用国であるので、空港の銀行でユーロに両替。念のため旅行保険にも加入し、いざ出国。 日本のキャリアの国際線は2回目であるが、これは期待せずにはいられない。何せ普通に航空券を買うと高いわけで、どうしてもサービスを期待してしまうわけで...。無料の乗客であってもサービスは他の乗客と変わらないのである。 機内にて エコノミーは座席こそ狭いが全席液晶モニタが付いている。どうやら映画やゲームもできるようだ。操作盤がゲームのコントローラのようになっていた。やっぱ日本の航空機はいいなぁ、としみじみ。 機内食も米系キャリアとは大違い、なかなかおいしい食事を取ることができて満足であった。ただ飛行機が混んでいたので、居住性はあまりよくなかったかもしれない...。 |
![]() 今回搭乗、全日空209便。設備◎ |
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![]() 機内食。昼からワイン飲んだくれ〜 |
乗り継ぎ地、フランクフルトにて |
![]() フランクフルトのレーマーに立ち寄り |
まずはドイツへ 約12時間のフライトののち、16:40(現地時間)ドイツのフランクフルト空港に到着。最終目的地はポルトガルのリスボンだが、日本からの直行便がないのでここで乗り継ぎとなる。1時間後のリスボン行きの予約が取れず、今度の飛行機は22時過ぎ発である。時間はたっぷりあるので、入国審査を済ませ、フランクフルトの中心街へ繰り出すことにした。 フランクフルト町散歩 フランクフルトの町は今回が2回目。空港から中心街までは国鉄で15分の距離と知っていたので、迷わず直行!できれば町中で名物、リンゴ酒でも飲みたいと思っていたのだが、久々のヨーロッパで緊張したのか、果てまた慣れないドイツ語の氾濫に翻弄されたのか。フランクフルト中央駅に着いてからどのように動こうか、なかなか決められずにいた。この後の飛行機のこともあるので無理はできない。 ようやく、地下鉄で2つ目、レーマーに行き、そこから適当に散歩することに。外はすでに暗く、あまりいろいろ立ち寄ることもできなかったが、レーマー広場にどんと構えるレーマー(祝賀の館)を見ることもできたし、中心街ハウプトバッヘでは、フランクフルトも食べることもできたのでまあまあ満足か?早めに空港に戻り、レストランでドイツビールとハムステーキを注文。やっぱりドイツに来たからにはこれらは欠かせない。 いよいよリスボン行き搭乗 こうしてリスボン行き搭乗までの6時間、あっという間に過ぎていった。リスボン行きのルフトハンザ機に搭乗、またまた機内で機内食を食べた後(今日だけで何食食べたんだか...)深夜00:10、リスボン空港に到着した。 |
![]() やっぱりドイツではビール! |
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![]() ルフト機でリスボンへ。 |
リスボン市内観光、その1 |
![]() ホテルベルナには2連泊することに |
深夜リスボン着 リスボン着は深夜ともあり、バスの運行は終了している。深夜のタクシー利用は料金をぼったくられる可能性大!というウワサを聞いていたのであまり使いたくなかったのであるが、ここは仕方なく利用。闘牛場近くにある「ホテルベルナ」へ向かう。 20分ほどでほどなく到着。メーターは無いようであったが、運転手が10ユーロと言うので渋々渡す。このくらいの料金で済んだからまあいいとするか。本当はもっと安そうな気もするが...。さすがの長旅に疲れたので、この日はそのまま就寝。 起きても真っ暗...。 翌日7時頃起床。外を見たらまだ真っ暗ではないか!冬のヨーロッパの夜明けが遅いことをすっかり忘れていた...。ホテルでゆっくりと食事をとり、早速市内観光へ。荷物は持っていくと面倒なので、出発前にホテルの連泊手続きを取る。無事同じ部屋を押さえたので、重たい荷物は部屋に置きっぱなし出発! リスボンの街並みを望みたい! まずは最寄り駅地下鉄カンポペケーノ駅から地下鉄を乗り継ぎ、パルケ駅へ。ここはエドゥアルド7世公園というリスボンを一望できる高台の公園らしいので、ここを出発地点としたのである。外にでるとすっかり明るくなっていたが、天気はあいにくの雨...。ついてないなぁ。いきなり目の前には壮麗な造りの建造物が!さぞ歴史的な建物かと思ったら体育館とは。まずはエドゥアルド7世公園の展望台まで行き、リスボンの町を一望。天気がよければもっといい景色を望めたのに、と残念に思いながら、この公園を徐々に降りてゆく。 そういえば、この町、歩道のほとんどに独特な床材(煉瓦を砕いたようなもの。クリーム色と黒の2種類あり、模様を描いている)を使用しているが、雨に濡れるとこれが滑る滑る...。坂道を下っている途中に何度滑りそうになったことか。 |
![]() エドゥアルド7世公園からの眺め |
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![]() これがリスボン名物、滑る床材! |
リスボン市内観光、その2 |
![]() リスボンにはこのようなケーブルが3路線も |
雨のち晴れ? エドゥアルド7世公園を下るとほどなくポンバル侯爵広場に到着。ここあたりで雨はあがりようやく陽が差してきた。これはもしかしたら天気がよくなるかもしれない...。 さらにメインストリートのリベルダーデ通りを南下し、とりあえずレスタウラドーレス広場の脇にある観光案内所に立ち寄る。ここで「リスボンカード」を購入(11.25ユーロ/24時間)これはリスボン市内の地下鉄、トラム、ケーブルカー、バスはもちろん、博物館や美術館、史跡や名所などにも入場できてしまう(一部は割引)優れもの。多少値は張るが迷わず購入した。 お目当てのケーブル、トラム乗車 案内所のすぐ脇から発着するケーブルカーグロリア線はなかなか味がある!これに乗車し高台に登る。ここから見てもわかるがリスボンの町はなんと丘が多いことか...。 終着から多少歩くと、今度はこちらもリスボン名物、トラムが見られた。これでサンジョルジェ城まで一気に移動することに。20分ほどのんびりトラムに揺られたが、このトラムも急な坂を登ったり降りたり。ブレーキがきかなかったら?とちょっと心配になってしまった。 サンジョルジェ城からの眺めは最高 サンジョルジェ城の最寄り停留所から坂を上ること10分。ようやく到着。ここは1500年前に建設されたという歴史ある要塞。今では石垣が残るのみであるが、ここからの眺めは絶景!入場無料であるので、ぜひ気軽に立ち寄ることをお勧めする。冬は18時閉門となってしまい、夜景が見られないのがちょっと残念か? |
![]() 狭い道を網の目のように走るトラム |
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![]() サンジョルジェ城からの眺め |
リスボン市内観光、その3 |
![]() カテドラルの造りは壮麗! |
さらに観光は続く サンジョルジェ城を後にし、今度はカテドラルで下車。この建物の壮麗さにも驚かされる、目の前をトラムが通るので、これを入れて早速撮影。 アルファマ地区の素朴な商店を眺め、リスボンの代表駅、サンタアポローニャ駅へ。ここでは明日のAlfa(ポルトガルの新幹線)およびマドリードまでの夜行列車の切符を予約する。どちらも難なく入手できて一安心。なおこの駅への到達手段はバスのみなのでちょっと不便かも。地下鉄工事中らしいがいつ完成するのか...。 昼食には名物料理を 再び町中に戻り、昼食をとることに。観光客でにぎわうアウグスタ通りの一角、「ポルトガル」に入店。ここではポルトガルの名物、アンコウとエビのリゾットを注文。日本の米と形は違うものの、なかなかうまいではないか!おまけに量もかなりのものであったし、一緒に注文したサングリアもうまい(こちらも量が多い) 町中のエレベータ お腹一杯、ほろ酔い気分で店を出、すぐ近くの「サンタジュスタのエレベータ」を登ることに。町中にこのような展望台があることも珍しいのだが、もともとは高台のシアード地区への連絡手段であったとか(現在はシアード地区への通路は閉鎖)なるほどリスボンらしい建造物であるわけだ。展望台上は狭いものの景色は最高!頂上にあるカフェ?で食事を取りながらのんびりしたいと思ったが、何せ食事を取ったばかりだったので断念。 しばしこの展望台で風に吹かれながらリスボンの街並みを眺めていたのは言うまでもない。 |
![]() ポルトガル名物、アンコウのリゾット |
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![]() 町の中に突如エレベータが出現! |
リスボン市内観光、その4 |
![]() ジェロニモス修道院の回廊の彫刻は見事 |
舞台をベレン地区へ移す ここまで見終わって時間はまだ2時前、これは市街地から少し離れた観光名所も見られそうだ、ということで、地下鉄、国鉄を乗り継ぎ、ベレン駅へ。この駅周辺にはジェロニモス修道院、発見のモニュメント、ベレンの塔など観光名所が固まっている(にも関わらず、駅の規模が小さいし、快速は通過!してしまう)。 まずはジェロニモス修道院へ。ここは世界史で有名なエンリケ航海王子の偉業をたたえ、またヴァスコ・ダ・ガマの航海開拓を記念して作られたものだという。内装といい外見といい、非常に壮麗である。大航海時代のポルトガルの富を象徴するようなものか?建物の中にある回廊の彫刻もまた見事。ここもリスボンカードで入場無料なのだから申し訳ないような気もする。 移動して海沿いにある「発見のモニュメント」へ。エンリケ航海王子の500回忌を記念して作られたモニュメントだ。エンリケ王子を先頭に、活躍した人物の彫刻が彫られている。意外にもこの中にエレベータがあり、頂上に登って町を一望できるのである。ただ屋上はとても狭く、恐怖感抜群であるが...。これもリスボンカードが通用。 4月25日橋を背に見ながら、最後にベレンの塔へ向かう。この地区のランドマーク的な建物である。もともとは船を監視する要塞だったらしい。この中にも入場でき、塔の上からはやはりリスボン市内の景色を一望できる。もちろんリスボンカード有効! リスボンの夜景を一望 帰りはトラム、国鉄を細かに乗り継ぎ、再びロシオ広場へ。昼飯が豪華過ぎたので晩飯はマクドナルドで済ます。夜景が見たかったので再度サンタジュスタのエレベータで頂上へ上り、リスボン市街地の夜景を楽しんだ。 ポルトガル名物、ファドを聴こうと思ったが... さらにこの後、名物ファドを深夜まで聞こうかと思ったのだが、さすがにこれだけの行程をこなしたので疲れがたまっていたらしく、気になっていたコロンボショッピングセンターのインターネットセンターで日本の情報を得た後、ホテルに戻った。 |
![]() 発見のモニュメントと4月25日橋 |
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![]() この地区のランドマーク、ベレンの塔 |
朝露残るシントラへ |
![]() シントラ王宮。とんがり屋根が印象的 |
足を延ばして 翌朝、メインの観光地はロカ岬。緑生い茂る町、シントラの観光も合わせてやりたかったので、ホテルでの朝食をとらず、重たい荷物を背負って駅へ向かう。 地下鉄を乗り継ぎ、シントラへ向かう列車の始発駅、ロッシオ駅へ。もう7時前なのだが、まわりは一向に明るくなる気配はない。駅周辺の人の数もまばらである。朝ラッシュとは無縁なのであろうか。国電に乗って約40分、ほどなくシントラの駅へ到着した。 森の中の小さな町、シントラ ロカ岬へのバスまではまだ1時間ほど時間があるので、シントラの中心街へ歩いて向かうことにする。駅から歩いてほどなく中心街にあるシントラ王宮が見えたので、近いと思いきや道が蛇行しているため、結構な距離があったかも。15分ほど歩いてようやく王宮前に着いた。印象的なとんがり屋根はどうやら通気口のようである。朝早いため周辺の土産屋や菓子店は軒並み閉まっている。その中で1軒のカフェがオープンしていたのでつかさず入店。ウインドーにはさまざまな菓子がならんでいる。その中にシントラ銘菓のトラヴセイロがあるでないか!さっそくこれを購入、駅までの帰り道食べながら歩いて戻った。どうやらグラニュー糖のかかったパイ生地の中にアーモンド風味のクリームがはさまったものであるらしい。かなり甘かったがなかなかの味である。やがてシントラ駅へ戻る。 まもなくバス発車時刻だが運転手がどこかへ行っているらしく、ドアは開いていないようだ。結局予定時刻の10分遅れで運転手が戻ってくる。やる気なさそう...。たしかに私以外乗客はわずか1名では仕方ないか。観光客らしき姿も見あたらないし。 |
![]() トラヴセイロを食べながら... |
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![]() ロカ岬へのバスは安いが... |
ここに地果て海始まる...ロカ岬 |
![]() ロカ岬観光案内所。証明書を発行 |
ユーラシア最西端、ロカ岬へ ロカ岬までの1.95ユーロを支払って乗車すること40分、ようやくユーラシア大陸の最西端、ロカ岬へ到着。そこに広がる風景はすばらしいものであった。何もない...!強いて言えば風の館がなかった頃の襟裳岬を彷彿させるような...。一目見てお気に入りの場所となってしまった。が、日本のツアー客が大挙して押し掛けており、その雰囲気も台無し。こんなところにも来るのね...。 まずは観光案内所へ行って最西端到達証明書(5ユーロ)を購入。これはなかなかいい記念になるかも。そして、ツアー客が帰ると同時に十字架の立つ岬へ。ここには有名な詩人カモンエスの詩「ここに地果て海始まる...」という文言が刻まれている。ここから大西洋を経て遠く北米大陸を望むことは到底できないが、目の前に開けた地平線をのんびり眺めているだけで心が落ち着くような気がした。 「何もない」岬を満喫 海を眺めているうちあっという間に1時間が経過。ふとバス停に戻ると日本人の個人旅行客と思われる人が2名ほど。他に観光客はツアーを除いてほとんど見なかったので、やっぱり何もない岬を見に来る観光客って日本人くらいなのかなぁ、なんて思ってしまった。2人の日本人は私が来たシントラ方面のバスに乗って行ってしまった。 私は逆方向のカスカイス方面のバスで一路カスカイスへ。ここの町は有名なリゾート地らしく、町中を歩きたいと思っていたが、時間がなかったのでやもなく通過。国電で再びリスボン、カイスドソレ駅へ向かった。 |
![]() 「地果て、海始まる...」 |
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![]() こんな風景を見てると落ち着きます |
ポルトガル自慢の新幹線でコインブラへ |
![]() ポルトガル自慢の新幹線「Alfa」 |
ハプニング?? カイスドソレ駅到着後、ポルトガル新幹線「Alfa」に乗るべくサンタアポローニャ駅へ向かう。たしかここからバスが出ているはずだが、その姿を一向に見かけない。仕方なく約2kmの道のりを歩くことに。途中どうやら車道がすべて通行止めで、車の往来が見られない。これはただごとでないと思っていたらどうやら大規模な陥没?事故が起こっているようで付近は立ち入り禁止になっていた。この辺りは地下鉄建設中とのことであったので、その影響か?道理でバスが通っていないわけだ...。 汗だくになりながら40分ほど歩いてようやく駅到着。余裕をもっていたおかげでまだ発車20分前であった。さていよいよポルトガル自慢の新幹線「Alfa」に乗車。1等車なのでまわりはスーツをビシッと着込んだビジネスマンの姿が目立った。なんか私が乗るのが場違いのような気が...。 ポルトガル新幹線「Alfa」乗車 ほどなくアポローニャ駅を発車。すぐに速度は200km/hに!確かに早いのだが、よく見たらここは在来線ではないか...。普通の駅や踏切などを200km/hの猛スピードで通過して果たして大丈夫なのだろうか?とちょっと心配になる。途中1等車のみのドリンク、菓子、イヤホンサービスがあったのはなかなかのもの。 2時間ほどしてポルトガル第3の都市、コインブラB駅に到着。ここから中心街へ向かうにはローカル列車で1つ先のコインブラ駅へ向かう必要がある。はじめこの列車がどこから出るか解らず、結局1本乗り過ごしてしまった...。 後続の列車でなんとかコインブラ駅へ到着した。もともとここに来たのはAlfaに乗りたいがためであったので、観光はどうするか迷ったが、まだ列車の時間まで1時間強あるのし、町自体もそんなに広くはなさそうであったので、散策することに決定! 大学の町、コインブラ小散策 5月8日広場−コインブラ大学と一通りまわって再び駅へ。食事をとろうかと思ったが、この時間ではどのレストランもやっていないようであったので諦めた。 再びコインブラB駅からAlfaでリスボンへ。リスボン到着時にはすでに日が落ち、重い荷物をもって町中に出るのもツライ!と思ったので夜行列車発車時刻までとどまることに。 再びポルトガル名物を食す 運の良いことに駅前のレストランが開いており、どうやらポルトガル名物料理にもありつけそうであったので迷わず入店。ポルトガルワインを飲みながら名物「バカリャウ」(タラの干し物とスライスポテト)を食した。なかなか日本人に合いそうな味でうまかった。こないだ食べたリゾットといいこれといい、ポルトガル料理は日本人に合いそうな料理が多いような気がした。 |
![]() コインブラの街並みを臨む |
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![]() 名物料理「バカリャウ」 |
夜行列車乗車、一路スペインへ |
![]() タルゴ寝台列車で国境越え |
夜行列車で国境越え 満腹の後、駅へ戻るとすでに今晩の宿となる寝台列車「ルシタニア号」が入線していた。これはタルゴ車両を利用、軌道変換装置を通ることにより2つの異なる軌道(レール)の上を走ることのできる列車だ。なかなか画期的!いちおい1等座席を予約していたのだが、椅子をみるとそれ自体はゆったりしているのだが、リグライニングはしないようだ...。これはこの先12時間近く乗る座席としてはかなり辛そうな...。 8時過ぎにスペイン、マドリードに向け出発。途中何回も目が覚める。座席のせいもあるが、タルゴ車両だからか、走行音(レールの隙間を通過する「ガタンゴトン」という音)がなんか妙な音に聞こえ、ほとんど眠れなかった。スペイン国内ではあまり気にならなかったので、やっぱりそのせいだったのか? 2カ国目、スペイン到着 翌朝8時、マドリード・チャマルティン駅に到着。かなり寝不足の様相である。まずは重たい荷物をコインロッカーに預け、切符売り場で明日のパリ行きの簡易寝台を予約する。しかし昨日のリスボンと大きく異なり、この駅では英語が全く通じない...。身振り手振りでわかってもらえたもののどうやら明日の夜行は満席らしい。仕方なくグレードの高い2等普通寝台を頼んだところ、こちらはOK!ホッと胸をなで下ろしたが、よくよく見てみるとこれは今日出発の寝台ではないか...。長蛇の列に再び並ぶ気力もなく、泣く泣くこのままこの券を使うことにした。 とすると必然的に「1日限りのスペイン観光」は急ぎ足になってしまう。まず地下鉄でAVEの発着するアトーチャ駅へ向かう。ガイドブックを見てると有名なプラド美術館がこの近くにあるようだ。ここを眺めて昼前の新幹線AVEでコルドバに向かう、というプランを考えた。本当はAVEの終点、セビリアに向かい、サッカーでも観戦しようかな、とも考えていたが前述の通り不可能となってしまったので、中間駅のコルドバで小観光することにした。 プラド美術館は日本人だらけ!? 無事チケット発券終了。そのままプラド美術館へ向かう。ここの美術館は有名だけあって、さすがに中も広い!しかも半分くらい日本人でないか??周辺に日本人の姿はほとんど見なかったが、ここだけ異様に多かったような気がする。小1時間ほど見て回り(とてもではないが時間が足りない!)、その後プエルタ・デルソルとマヨール広場に少しだけ立ち寄った後、再びアトーチャ駅へ戻った。 |
![]() 早朝のプラド美術館 |
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![]() スペインの新幹線「AVE」 |
歴史的情景が残るコルドバ |
![]() AVEの1等車では飛行機ばりの「車内食」が |
期待の「AVE」に乗車 アトーチャ駅から、いよいよ期待の新幹線「AVE」に乗る。どうやら飛行機のように搭乗手続き、荷物検査があるようで、かなりものものしい雰囲気。これでは飛び乗りなどはできないだろうなぁ...と思いつつホームへ行く。どうやらここはAVE専用ホームらしく、横には何本ものAVEが...。色こそ違うものの外見はなんだかユーロスターに酷似しているような気がした。 さっそく乗車、やっぱりこちらも早いなぁなんて関心していると早速ドリンクのサービス。そして全く期待していなかった車内食のサービスもあったことにはおどろいた。飲食とも機内食を彷彿させるようなバリエーションの多さで、かなり満足。ドリンクはもちろん(またもや?)ワインを注文してしまった。ほろ酔い気分もさめやらぬ間に1時間強でコルドバに到着。時間に余裕がないのでセビリアまでは行かず、中間駅のこの地で下車することにする。時間はわずか1時間。 イスラム文化の残る町、コルドバ とりあえず駅前からタクシーに乗車し、この地のランドマークと言うべきメスキータへ移動。周囲には近代的な建物が多いが、ここだけはイスラム文化を踏襲した歴史的建造物が残っているようだ。入場無料のようだったので、早速入り庭園を眺めた後、すぐ近くにあるユダヤ人街を散策。白壁の建物が所狭しと立ち並んでいる地区である。車も入れないほど狭い路地が迷路のように入り組んでおり、あやうく迷いそうになるところであった。なんとか抜け出すともう帰りのAVE発車時刻が迫っている。この日は澄み渡る限りの晴天でちょっと走っただけでも暑さで汗が噴き出してくる。やっとの思い出コルドバ駅到着。 荷物検査を済ませホームへ!と思ったら降りるホームを間違えた。1回ホームへ降りると他のホームへ移れないので、これは要注意かも。仕方なく1回出て再度荷物検査、搭乗口の係員に謝って再びホームへ降りる。時間通りAVE到着。帰りは2等なので食事のサービスはなし。シートも2-2列であったが、快適な時間を過ごすことができたような気がする。さすがスペインを代表する列車であると思った。 |
![]() コルドバのメスキータ。背景の青空が美しい |
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![]() 狭い路地の脇に白壁の建物がならぶ |
マドリードで間一髪! |
![]() 広いマヨール広場には観光客たくさん |
ハプニング発生! AVEで再びマドリード・アトーチャ駅へ。さて残りの時間どうするか?とりあえずイカスミパエリャがどうしても食べたかったので、ガイドブックを開きめぼしい店を発見、地下鉄でそこに移動することに。そこでハプニング発生!混雑した地下鉄車内で、いきなり見も知らぬ男がスソを引っ張っているのである。足で払いのけようとしたがびくともしない...なんだか怖くなって次駅に着くと同時にすぐさま下車。ホッと一息つくまもなく、ズボンのポケットに入れて置いたキーケースがない!すると後ろからきたおじさんが車内の床に落ちてたよ、と渡してくれた。どうやら男を振り払うのに気を取られているウチに、ズボンの右後ろポケットに入れておいたキーケースをすられたようである...。金目の物でなかったのでスリはそれを捨てたらしいが...。さすがにこれには怖くなり、しばらく駅から地上に出て気持ちを静めるのに数十分...。 再びマヨール広場へ ようやく落ち着き、再び地下鉄に乗車した。やはり動揺の色は隠せず、レストランを探すどころではなくなり、午前中に立ち寄ったマヨール広場に再び行くことにする。やっぱり1回行って慣れたところだと落ち着くのか、食欲も復活。早速さきほど目星をつけてたテラス席に着席、地中海風パエリャを頼む。お買い得メニューだったので、量はそんなに多くなかったが、普通に注文すると軽く2人分はでてくるようである。ビールを片手にぺろりと平らげ、マヨール広場を後に。 せっかくスペインに来たのだから、と王宮を眺め、オペラ座前広場の街頭フラメンコ?を見たのち、早急にマドリード、チャマルティン駅へ戻る。 |
![]() 地中海風パエリャをビールとともに |
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![]() どっしりとした構え、王宮 |
夜行列車に揺られて |
![]() 今夜のお宿も夜行列車 |
パリ行き長距離夜行列車 パリ行きの夜行列車は19時と早い。なるほど距離を見ると1000km近くあるわけだから無理もないか。明日はパリ着8時頃である。約12時間の長旅となるわけだ。本日乗る夜行列車「フランシスコ・デ・ゴヤ」号はヨーロッパの夜行列車の中でも伝統と格式のある列車のようだ。それを表すべく、車両は1等個室寝台、2等個室寝台しか連結されていないようだ。 私は予算の関係で?一番安い4人用個室寝台を予約。それでも63ユーロもするのだから結構な買い物であった。もちろんそれなりの設備を期待したのであるが、実際見てみると...かなり狭い。洗面器があるのはいいが、使いづらそうである。おまけにチリ人親子、セネガル人と同室になり、言葉すら通じない始末(両者はスペイン語で会話しているようであった。)なんとなく居心地悪げにしていたのだが、どうやらチリ人のおじさんは片言の英語も話せるらしく、お互いの出身や旅行の目的などを雑談程度に話した。どうやら親子でヨーロッパ周遊の鉄道旅行をしているらしく、ユーレイルパスを持っていたようであった。 ほどなく車掌が車内検札、と同時にパスポート、パスを回収!ベットをセッテイングしてようやく眠れる状態に。昨日の座席車よりは眠れるか...と思ったらそうでもない。どうもベットが狭くて寝心地が悪いような気がしてならなかった。 パリ到着、すぐさまTGVでボルドーへ 翌朝目が覚めると周囲は暗いが、まもなくパリ到着の放送が聞こえる。ほどなくパリ、オーステルリッツ駅到着。明朝またこの駅に寄るので荷物を預けようと思ったら、コインロッカーはおろか荷物一時預かりすら見つからない...。5年前にパリ地下鉄のコインロッカー爆破事件があったが、それの影響がまだ残っているのか...。仕方なく重い荷物を背負い、TGVボルドー行きが出発するモンパルナス駅へ。朝のラッシュにかち合い、どこの駅も大混雑。大荷物持ったままではかなりきつかったかも。到着して急ぎ足でホームへ移動すると、こちらも大混雑!ボルドーへ行く旅客がこんなにいるとは思いもしなかった。 結局乗車に手間取ったのか、5分近く遅れモンパルナス駅を発車。結果的には夜行列車で来た道をまた戻ることになるのだが、それは仕方ないか...。利用したTGVも1等車を利用したが、ドリンクやイヤホンなどのサービスは皆無。スナックカーを併結しているのでそちらで済ませということか?ただスピードに関しては先輩の威厳を保つべく?他の各国新幹線よりは速い感じであった。約3時間かかってボルドー・サンジュアン駅に到着。 |
![]() 多少グレードの高い4人個室寝台利用 |
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![]() 早朝のTGVホームには人がいっぱい |
ボルドーでワイン三昧!? |
![]() ボルドーのワインセラーにて |
暗中模索!ボルドー町散策へ さて、駅を降りて早速レストランで食事を取ろうとする。が、時間が悪かったらしく、どの店も準備中のようであった。仕方なく先に観光をするべくガイドブックを開くが...なんとボルドーの市街地図が載っていない!説明は乗っているが地図はないようである。これでは観光どころかどこへ行って良いかもわからない。幸い7番のバスに乗れば市街の中心に出られると書いてあるので、とりあえず1ユーロ払って乗車。適当なところ!を見計らって降りることにする。本当に目的地に着くのかとっても不安であったが、20数分すると周囲に店舗が集まった広場に到着。 ここか!と思い下車したものの、めぼしいランドマークは見つからない...。仕方なくしばし歩いて適当に町中を散策していると、ようやくボルドー市街の観光地図を見つけ、ガイドブックの説明と照らし合わせながら確認する。どうやらバスを降りた場所は中心地からさほど離れていなかったらしい。おまけにその周辺には寄りたかったワイン博物館「マルシェ・ドゥ・ヴァン」と観光案内所もあるようだ。さっそく道を覚え正しき方向へ歩いてゆく。 ようやくそれらしく建物を発見!たしかにマルシェ〜と書いてある。入ってみるとちょっとした博物館のようだが、肝心のワインは見あたらない...。カウンターらしきものもあるが、係員すらいない。どうやら時間によって試飲などのサービスをこのカウンターでやっているらしいが、たまたまその時間はやっていなかったようだ。奥の事務所には係員がいたが、忙しそうで取り合ってくれない。仕方なく外にでる。 やっぱりワインを飲まないと これで帰るのも何なので、脇にあったワインセラーに寄りワインを吟味(といっても、よくわからないが)何せ、種類が膨大なのである!とりあえずボルドー産のワインで手頃な値段のものを1本購入。今日の夜行で飲む小さい瓶のものも買うか...。さすがにこれ以上買うと荷物が重くなり、今後の行程に支障を来しそうなのであきらめる。すぐ脇にあった観光案内所で無料地図をもらい、それを頼りに歩行者天国を散策しながら戻る。工事中の箇所が目立ったが、どうやらトラムの工事中のようだ。完成すればボルドーの観光に一役買うであろう。 駅に到着、先ほど寄ったレストランが営業していることを確認、入店する。コース料理を頼み、もちろん傍らにはボルドーワイン。なんとかボルドーでワインを飲むことができたが、想像していたよりかなりしょぼくなってしまい残念。食事後、駅構内を散策しているとコインシャワーを発見!しばらく風呂に入っていなかったので迷わず入る。ようやくさっぱりすることができ満足した。 |
![]() ボルドーの街並みは美しい |
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![]() やはり名物ワイン片手に食事を |
夜行列車3連泊目... |
![]() 準急列車でトゥールーズへ |
トゥールーズへ移動 ボルドーでかなりの時間をつぶした後、トゥールーズに直通する準急列車に乗る。はじめはこの列車も予約しようと頼んだのだが、窓口の係員は必要ないという。なるほど、特に混雑しているわけでも特急列車というわけでもないので、その必要はなかったというわけだ。もちろん1等車に乗車したのだが、普通のローカル列車でも座席はかなりゆったりとしたもので、準急とは言えども2時間の間苦無くくつろぐことができたような気がする。 さて、トゥールーズに来たのは観光でもなんでもなく、ここ始発の夜行列車に乗車するためである。かつてフランスワールドカップで日本が戦った地として有名であったので、観光もしたかったのだが夜も遅かったので断念。駅で出発までの時間を過ごすしかなかった。ただ真新しい地下鉄が走っていることを現地に着いてから知り、興味をもったので1区間だけ乗車することにした。どうやら2両編成の無人運転で車両もかなり狭い。日本では考えられないような地下鉄であった。こんなに狭くても客をさばけてしまうんだなぁ...。 夜行3連泊目... 再び駅へもどり、ようやく夜行列車出発の時間。今日の宿は昨日とは1ランク下の6人用簡易寝台...。一応枕、掛布はついているが昨日とは明らかにランクは落ちているような気が...しかし眠っていると不思議とこちらのほうが落ち着くのである。他に1人しかおらず、あまり混んでいなかったこともあるのかもしれないが。これでわずか20ユーロならば迷わず夜行寝台はクシェット!と選択するであろう。 |
![]() トゥールーズ到着は夜中...何もできず |
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![]() 今晩は簡易寝台。こちらのほうがくつろげます |
念願のモン・サン・ミッシェルへ |
![]() またまたTGVでレンヌヘ |
TGVでレンヌへ 翌朝、再びパリ・オーステルリッツ駅着。昨日と同じ経路でモンパルナス駅へ向かう。しかし、モンパルナス(地下鉄)駅からTGV駅まで遠いこと...。いちおう動く歩道はついているが、それでも遠い。京葉線の東京駅より遠いんじゃないかと...。実は接続時間にあまり余裕がなかったので、大急ぎで走ってなんとか間に合ったが、ゆっくり行ってたら明らかに間に合わなかったと思われる。 汗だくでTGVに乗り込み、落ち着く。目指すレンヌは約2時間。車内で少し眠り、あっという間に到着。 バス乗り場はどこ? さて、ここからが問題だ。レンヌからモンサンミッシェルまで路線バスあり、とトーマスクックやガイドブックに出ているのだが、果たしてそれがどこから出ているが皆目見当がつかないのだ。駅でバスチケットを売るようなパンフも見つけたが、それもよくわからずうろうろしていた。 駅をでると、なんと地下鉄の入り口が!こんな都市(失礼)にも地下鉄があるのか!と、思わず1区間だけ乗車。昨日乗ったトゥールーズと同じように、無人運転の2両編成。どうやら昨年できたばかりらしい。 バス乗り場発見!まさか無料とは... 再びレンヌの駅へもどって地上に出ると、ふと駅の脇に大きな建物が!近くに寄ってみると何台かのバスが止まっている。もしやと思いきやこれがモンサンミッシェルへ行くバス乗り場らしい。予想以上に立派な建物だったので意外であった。早速チケットを購入しようとすると、どうやらユーレイルパスなどの保持者は無料で乗車!だった。これはついてた。他にもサン・レモ方面などの路線もあるらしいが、今回は残念ながら(というか、レンヌ駅の荷物預かりに荷物を預けてしまい、サンレモへ行くと閉店時間まで戻って来れない為)寄り道は諦め、モンサンミッシェル単純往復ということにする。 10分前に出発する1番線に向かう。他の客もぞろぞろと向かうが、よく見たら日本人を含めたアジア人(それも女子大生っぽい)ばっかり!さすがモンサンミッシェル、女性に人気が高いのはわかるが、欧米人がほとんどいないのはどういうことか...。みんなツアーで寄るということなのかなぁ。出発時間の直前にハイデッカーバスが到着。いよいよ出発。だいたい80%くらいの着席率か?バスに揺られて1時間強、一向に天気はよくならず。しばらくして海が見えてくると、モンサンミッシェルに到着である。 |
![]() 駅横のバスセンターからバスが発着 |
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![]() 1時間してようやくモンサンミッシェルへ |
名物オムレツ食し、ワインをたらふく... |
![]() 僧院までは狭い急坂が続きます |
待望のモンサンミッシェル到着 さて、予定では2時間ほど観光した後、すぐ出発の予定だったので、とりあえず駆け足で僧院へ向かう。途中坂の脇には趣深いレストランや土産屋が多数並んでいたが、それは後回しとして先を急ぐ。 僧院の入り口で7ユーロを支払い入場。ここが思ったより広かった!階段を上がったり降りたり、迷路のようだ。しかし古い建築物で注目すべき見所が多く、これはゆっくり見なければつまらないだろう、ということで予定の次のバスを使うことで決定。展望台らしきところから海の眺めはよかったのだが、やはり天気のせいでもやっている。天気がよかったらさぞかしすばらしい景色を望めたであろうに...。30分ほど眺めたのち、ようやく出場。 名物、ジャンボオムレツを食べに さて先ほどの土産屋を冷やかすか、と思いきや細い路地に迷い込みなかなか出られない。人1人がやっと通れるような隙間を抜けてようやくメイン通りに戻る。土産屋は観光地だけあって確かに多いが、売っている物はたいしたことなさそう。腹もへったし、名物のジャンボオムレツを食べようということで適当なレストランを探し入店。 中はかなりにぎわっている。なかなかウエイターが現れず(この恰好では仕方ないか?)やきもきしたが、10分くらいしてようやく現れた。オムレツだけはどうしても押さえたかったので、コース料理でオムレツ、名物ホタテのマリネ?デザートにはショコラアイスの料理を注文。45ユーロとちょっと値が張るがたまにはいいだろう。もちろん飲み物もちょっと贅沢に...。シャルドネがあったのでボトルで注文。こちらも37ユーロだが...。 はじめにいきなりワインが来たので、さっそく飲む。白ワインだがこれはうまい!料理が来る前にいいペースで飲んでしまい、すっかりゴキゲンに。 しばらくしてホタテのマリネが来る。これはうまい!空腹だったのであっという間に平らげる。その後しばらく来なかったが(オムレツ焼いていたのか?) 30分ほどして名物、ジャンボオムレツが。これは本当にうまい!来たらぜひ食べてもらいたい。オムレツの上に塩味のバタームースが乗っかっているだけだが、やわらかくて、歯触りがよくて...。すっかり満足してしまった。この後のデザートにも満足し、ゴキゲンのまま店をでた。酔いが醒めた後で計算してかなり真っ青になったが...。気が付かぬウチ1万円近く飲食してしまったのである...。 |
![]() レストランでは奮発して... |
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![]() 名物ジャンボオムレツ。柔らかい! |
ほろ酔い気分でパリへ戻る |
![]() 天気が悪くてきれいな写真が取れず |
千鳥足で外へ... ワインボトルを1本開ければだれでもそうなるであろうか、かなり千鳥足でバス停まで戻る。時間を気にしていなかったが、まだバス出発まで30分近くある。とりあえずモンサンミッシェルの全景を撮らねば!ということで道を進むことに。かなり酔っぱらっていたはずだが、本能というものはおそろしいもので、意地でも撮影しなくてはというのが頭にあったのかもしれない。何枚かデジカメで撮影するが、やっぱり天気が悪いせいか、どうしても建物が暗くなってしまう。もっと天気のいい日にぜひもう1度訪れたいと思ったほどだ。そのときまたオムレツも食すことであろう。 モンサンミッシェルを後に しばらくしてバス到着。行きに来たときとほぼ同じメンバーの乗客でモンサンミッシェルを後にする。このバスは少し前まではなかったはずだが、格安旅行を楽しむ学生にはまさに助け船のようなものであろう。自分自身、これがないとパリから1日ツアーでしかこれないと思っていたし...。 レンヌに到着して、駅の売店でサンドイッチを購入。TGV乗車後にそれを食べて一眠りする。さすがに今日は疲れた...。で、パリ到着前にふがいなくも気分が悪くなってしまった。やはり飲み過ぎがいけなかったのか。とりあえず到着までには落ち着き、今夜の宿へ向かうことにする。 ホテルは何処? 前もって日本で予約したので安心はしていたが、どうももらった地図がわかりにくく、なかなか見つけられない。酔っぱらっているせいもあったのかなぁ。何度か同じ道を行き来して40分経ってようやく到着。かなり焦りました。日本の旅行会社もよく使うホテルなので、それなりに設備が整ってると思いきや、なんだか安ホテルの様相...。でも部屋がきれいに整えられており、まあ満足か。とりあえず速攻で寝ることにする。 |
![]() バスの中はほとんどアジア人でした |
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![]() 久しぶりのホテル泊。メトロポールにて |
最終日、パリ市内観光 |
![]() ノートルダム寺院。正面の化粧直しは終了 |
パリ市内観光 翌朝は7時起床。しかしまだ周囲は真っ暗である。ホテルの食堂で軽く朝食を済ます。やはり日本人観光客が多いようだ。 8時にはそそくさホテルを出発。まずはこの重たい荷物をどうにかしないと観光なぞできない。しかしパリの市内にはコインロッカーがほとんどないのである。ならば先に空港へ行って荷物だけチェックインすればいいのでは!と思いつき、とりあえず空港へ向かう。 パリ北駅からRERを30分ほど乗ると、もう空港に到着である。アクセスバスに乗ってチェックインカウンターに向かうと...。全日空のカウンターがない!おまけにチケット売り場にも係員がいない。やはり18時発の飛行機だから故早すぎたのか...。 仕方なく、重たい荷物を背負って、再びパリ市内へ戻ることに。とりあえず残された貴重な時間を観光に当てなければ!ということで、市内へ戻る電車の中でガイドブックを見ながらあれこれと考える。見たことのないポンピドゥセンターと新凱旋門は行って、あとは適当にまわることに。 まずはRERの駅があるサンミッシェル・ノートルダム駅で下車。名前の通りノートルダム寺院の最寄り駅である。以前バトームーシュから見たときは正面が改装中であったが、どうやらきれいに化粧直しされたようだ。 そのままパリ市庁舎脇を通り、10分ほど歩いてポンピドゥセンターへ。あまり人気がなく、ちょっとガッカリ。中には美術館などがあるらしいが、時間の関係でそのまま通過。 地下鉄を乗り継いでチュルイリー公園へ。すぐ脇にあるルーブル美術館は前回寄ったのでパス。公園内を散歩し、再び濁ったセーヌ川を渡ってオルセー美術館へ。建物自体は何度も見ているが、入場は今回が初めて。 前々から駅舎を改造した美術館と聞いていたので、構造にも注目していたのだ。実際は構造もうまく利用している他、展示されている美術品も思ったより数が多く、かなり楽しめるのではないかと思う。のんびりしたいところであるが、1時間ほど中を観覧。 再びRERに乗車、シャンドマルス・ツールエッフェル駅で下車。 エッフェル塔の最寄り駅である。さすがに観光客と思われる人々が数多い。またエッフェルのキーホルダーをいくつもぶらさげて売っている黒人があまりに多く、なんだか異様な感じがする。塔には登らず、前回同様すぐ脇のシャンドゥマルス公園からエッフェルを撮影。パリの中でこの角度の光景が一番好きなのである。しかしやっぱり天気が悪く、どうしても塔がかすんでしまうのだ...。冬は天気が悪いことは解っているのだが、せめてここだけは気分良く過ごしたかったのだが、まあ仕方ない。 しばらく眺めた後、地下鉄でジョルジュサンク駅へ移動。言わずとしれたシャンゼリゼ通りの最寄りである。付近にはルイ・ヴィトンなどのブランド品店やリドなどのキャバレー、土産屋などが立ち並び、つねに観光客でにぎわっている。ヴィトンの店を冷やかそうと思ったが、さすがにこの荷物を持って入るのは顰蹙...。 そのまま目的の喫茶店「フーケ」へ向かう。この喫茶店は前回も寄ったが、映画「凱旋門」で有名になったパリでは有名な喫茶店なのだ。自分の手配したツアーでもここを紹介し、顧客に喜んでもらえたこともある。今回はフーケの食事をぜひとも味わいたかったのである。 中はかなりの混雑だったが、とりあえず席は確保できた。14時という中途半端な時間だったので、ランチとは違った?サービスメニューを注文。ワインと蒸し魚?、カフェのセットで15ユーロだったか。料理は量こそ少なかったが、期待通りの味でまあ満足か。簡単に食事をすませ、カフェを飲みつつのんびりした後、店を後に。ユーロを使い切りたかったので、迷わず現金で支払い。 そこから凱旋門まで歩いて早速撮影。日本のウエディングツアーでやってきたらしい夫婦が凱旋門をバックに撮影していたのが印象的だった。天気がよければさぞいい写真になるだろうに。 さらに地下鉄で、今度はパリの新名所、新凱旋門へ。遠巻きに見たことがあったが、まさか近くで見るとこんなにでかい物だとは思わなくて、驚いてしまった。エレベータがあり、どうやら上に上れるらしいが、今回はパス。ずっと眺めていたらクビが痛くなってしまった...。 最後にニコール・キッドマン出演の映画で有名になった、キャバレー「ムーランルージュ」を見て、空港へ向かう。せわしい1日観光だったような気がする。 |
![]() ポンピドゥセンター。とりわけ目立ちます |
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![]() 元駅を改造したオルセー美術館 |
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![]() エッフェル塔も霧にかすんでます...。 |
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![]() またまたシャンゼリゼの喫茶フーケへ |
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![]() フーケでお食事。美味だけど少ない...。 |
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![]() 凱旋門前も多くの観光客でにぎわってました |
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![]() パリの新名所、グランダルシュ(新凱旋門) |
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![]() 最後は映画で有名になったムーランルージュへ |
楽しかった旅ももう終わり |
![]() 帰りの飛行機はポケモンジェット |
市内を後に...空港へ パリの市内観光を終え、本日2回目のドゴール空港に向かうことにする。RERの乗客がやけに少ないので心配したが、どうやら空港以外は1駅しか止まらないらしい。これはラッキーと思いきや所用時間的にはあまりかわらないのは一体...? 空港駅からまたアクセスバスに乗り、空港に着くと、先ほどなかったはずの全日空のカウンターがいつの間にか設置されていた。同じ便に乗ると思われる団体の姿もチラホラと。さっそく搭乗手続きを済ませ、さっさと出国することに。出国審査もパスポートをちらっと見るだけの簡単なものであった。 空港の土産屋であれこれとおみやげを買うが、やっぱり空港プライス!ちょっと高めであった。おまけにチョコとかアメとか、いかにも日本人が買いそうなお菓子には日本語表記の説明まで書いてある。これはもらってもうれしくないかなぁ。とはいうものの有名どころのマキシム・ド・パリやコディバのチョコを大量に買い込み、買い物終了。自分のはいいや...。再び荷物検査を終え、搭乗口へ。かなりの混雑でちょっと辟易したが、少しの我慢だ。窓から見える全日空機はどうやらポケモンジェットのようだ。まさかここで見るとは!少し前に札幌線で乗ったような気もするが? 搭乗案内とともにゲートから入場。今回はどうやら窓側席らしい。トイレにいきずらいなぁ、とちょっと心配し、飲み物は控えようと決意。席はほぼうまっており、私の横もご多分にもれず若い夫婦が着席。 帰国の途に 飛行機はほぼ定刻通りに離陸。11時間の飛行時間、またまた長い間我慢しなくてはいけない。今回はプライベートモニターもゲームもないし、ガイドブックも見る必要ないし...とりあえず寝て過ごすしかないか。途中機内食がでてきたが、これはかなりあふれんばかりのもので満足した意外はこれといって記憶に残らない?帰路であった。 無事日本に到着 成田空港にはほぼ定刻通り到着。着いたのが昼なのでまさに時差ボケまっただ中という感じ。入国審査をすますと、やっと日本についたか、という安堵感で疲れがどっとでたような気がする。帰りはお約束の総武線グリーン車で着たく。売店でビール買い込んで、また飲んでしまった...。ホンマ、行きから帰りまでずっと飲んでいたような気がするのは気のせい!? |
![]() あふれんばかりの機内食です |
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![]() 成田空港からはお約束の総武線で...。 |