18きっぷ利用、伊那路紀行
(2002.9.9〜9.10)

 
9.9
品川−(快速ムーンライトながら)−
9.10 −(快速ムーンライトながら)−豊橋−(飯田線)−金野−(飯田線)−中井侍−(飯田線)−天竜峡−(飯田線)−駄科−(飯田線)−川路−(徒歩)−時又−(飯田線)−伊那市−(徒歩)−伊那北−(飯田線)−羽場−(飯田線)−下諏訪−(タクシー)−下諏訪温泉−(徒歩)−下諏訪−(中央線)−すずらんの里−(中央線)−穴山−(中央線)−日野春−(中央線)−甲府−(L特急スーパーあずさ)−新宿−(山手線)−品川
  

金野駅ホームから天竜川を望む
飯田線を北上、秘境駅「金野」へ
今回の旅行は1枚だけ余った青春18きっぷの消化旅行であった。なるべく長い時間使える、夜行列車を使うという条件から浮かんだのが飯田線。この線にはほとんど人の乗り降りがないいわゆる「秘境駅」が多いことを知っていたので、その中からまず「金野」駅に行くこととする。ながら号で豊橋下車、1時間強の待ち合わせで飯田線始発列車に乗車。さまざまな車窓を眺めた後、3時間でようやく金野駅に到着。駅前は自転車置き場しかない。眼下には雄大な天竜川を望むことができる文字通りの秘境だった。
 
中井侍駅
次なる秘境「中井侍」へ
金野に1時間弱滞在の後、次なる秘境駅「中井侍」駅へ向かう。ここも山の中に存在する秘境駅。駅上の斜面に2軒ほどの民家がへばりついている他は民家や商店のたぐいは見あたらない。この駅でも1時間弱のんびりする。聞こえるのは川の音と蝉の鳴き声のみ..。都会の喧噪に揉まれた私にとってよい気分転換となる貴重なひとときであった。
 
時又港と天竜川下りの舟
川路−時又ウォーキング
秘境駅めぐりも一段落、ようやく天竜峡までやってきた。このあたりは駅間距離も短く、電車の本数も多少増えるので駅巡りには都合がよい。天竜峡の先、川路・時又・駄科の3駅を回ることに決定。川路から時又までは約2kmの道のりを歩くこととする。時又は天竜川下りの舟が寄港する時又港があり、私が脇を通ったときにちょうど舟が到着するところであった。ただ観光客向けの設備はほとんどなく、ほとんどの客はこの先の天竜峡へ向かうのであろう。
 
ローメン屋?
ローメンの里、伊那市
飯田線北部に名所がないかな、と考えていたところ友人から「伊那のローメンを食べてみて」というメールを読み、さっそく伊那市で下車。伊那市駅前の商店街には「ローメン」の暖簾や看板が多数。売り出しているのは確かだが果たして「ローメン」とは?夜は居酒屋となろう食堂に入りさっそく注文。でてきたのはラーメン+焼きそば?ソース風のつゆに麺がつかっており、具はキャベツと豚肉のみ。でも予想以上においしかった!
 
下諏訪温泉にある温泉モニュメント?
宿場町・下諏訪と温泉
飯田線を全線踏破し、どこかでのんびりしようと考えていた。上諏訪にある温泉は有名だが、どうやらその隣の下諏訪にも温泉があるらしい。ということで下諏訪駅で下車。この街は古くから宿場町として栄え、現在も当時の旅籠さながらの旅館が並び、町並みを見ているだけでも楽しい。その町並みを抜けた先に温泉街がある。私が入った温泉はかなり伝統のあるものだったようだ。町中に温泉のモニュメントが多数有るのも印象に残った。
 
スーパーあずさ号
帰りはのんびり「スーパーあずさ」で
温泉でのんびりした後、中央線を東上。小駅の駅訪問を済ませた後、甲府駅で18きっぷのお役御免。ここからは前もって金券屋で買っておいた「あずさ回数券」を利用することとする。新宿−甲府間は高速バスが多数運行されており競合路線。JRも割安な回数券を販売し巻き返しを計っている。金券屋で購入した回数券は1枚2800円也。少々の出費でもこの値段で特急に乗れれば上等である。キオスクでビールを購入し約2時間優雅な時間を過ごすことができた。


旅行記録 目次へ