(2002.11.17〜11.20）
　

	夜通しドライブの後は...。 今回のドライブ旅行は、南紀をもう一回回りたいという私の希望と、廃止予定の有田鉄道に乗車したいという友人Ｙ君の意向が一致し、１ヶ月前に行こうと言決まった。ドライブ旅行にしてはめずらしく２人旅となるので、運転も交代交代で！と考えていたのが甘かった。Ｙ君はお疲れのようで朝まで車内でぐっすり。結局私が３時半の出発から夜通しで運転することに。昼間寝たにもかかわらずかなりしんどかった...。それでもなんとか到着。はじめは三重県・亀山から関西線沿いにドライブすることに。途中の関では古い木造建物がならぶ街並みを見ながらリラックス！
	伊賀に忍者が？ ただ駅巡りをするのも面白みにかけるので、途中の伊賀上野に立ち寄ることに。伊賀といえば有名なのが忍者。ちょうど近鉄上野市駅近くに忍者屋敷があるのを観光案内所で知り、車を止めて寄ることに。ちょうど「忍者ショー」なるものがわずか２００円で見られるというのでさっそく見てみると、手裏剣投げや鎖まわしなどなかなか素晴らしい？技を見せてくれた。ショー自体は安いものの、まず博物館入場券を買わねばならず（７００円）これはちょっと高いかなぁ。ただし貴重な資料が数多く残されており、それを見るだけでも価値はあると思うが...。
	食事の後、紅葉が綺麗な上野公園へ Ｙ君がかなり興味を示したようで、忍者屋敷でかなりのんびりすることに。脇にあった古風な食堂で上野牛がたっぷり入った肉そばを食べる。そばにコシがあってなかなかうまい！その後は上野城跡（のちに再建された）や上野公園の紅葉をのんびり眺め、上野を後にした。
	１日目の温泉は五条で 上野からはさらに関西線沿いを西へ。奈良にも寄ろうかと思ったのだが休日のためどこも大混雑！車を置く余裕もなかたっため、通過することに。奈良からは桜井線沿いに南下し、日も暮れた五条で温泉に入浴。この辺りは温泉も多く、探すのに苦労しなかった。駅で言うと大和二見駅近くの「金剛乃湯」を選んだが、露天風呂もありなかなかくつろぐことができた。その後は和歌山へ向かいカプセルホテル泊。到着が遅くなってしまったため、和歌山ラーメンにありつくことができず残念。
	廃止直前の有田鉄道へ 翌朝、早めに和歌山を出発。金屋口発の有田鉄道始発に乗ろうとしたが、なんと時間を間違え！乗ることができなかった...。この有田鉄道、つい先頃廃線届けを提出し、早ければ今年中にもなくなるという。私が乗ったのは１回だけであったが、かなり印象深い鉄道で、できればもう１回乗ってみたかったということでこの日は１日有田鉄道を堪能することとした。わずか２往復のうち、藤並駅からの列車は友人Ｙ君を乗せ私は車の回送。１２時発の１往復に全線乗ることにした。路盤が悪いためかなり揺れるが、芳醇そうなみかんがなった木々の間をすりぬけて走る列車に乗ってると、なんだかのどかでいいなぁなんて思ってしまった。
	有田といえばみかん！ 有田鉄道に乗車の後は、さきほど車内から見たみかん畑をじっくり眺めることに。畑の傍らにはかご一杯に入ったみかんが置いてある無人販売所を何カ所も発見！あまりにうまそうだったので立ち寄って買って食べてみた。友人Ｙ君もうまそうに食べている。私も実際食べてみると甘くておいしい！ということで何個か買っておみやげにすることにした。ちなみにお値段が１袋１００円と激安！
	急遽廃線跡巡りに 有田鉄道をまわった跡は、紀勢線沿いに来た道を戻る。途中の海南駅ではＹ君が「ここは野上電鉄が走っていたのだが、高架化でその面影がなくなってしまった」なんて話をしている。私は乗ったことがないのだが、なかなか面白そうだったので、そこから野上電鉄の廃線跡沿いに五条方面へ戻ることにした。Ｙ君は夜の近鉄電車で大和八木から名古屋へ向かうとのことでまだ時間はたっぷりある。途中八幡馬場、紀伊野上、登山口といった駅跡に立ち寄ったり、野上電鉄の車両が公園に展示されているのを発見したり、となかなｋ濃い廃線跡巡りをすることができた。
	すごい設備！スーパー銭湯 予定通りＹ君を大和八木駅で見送った後、今晩の宿、天理にある「奈良健康ランド」に向かう。ここはホテルではなくいわゆるスーパー銭湯だが、２４時間営業と聞いていたのでもちろん仮眠設備もあるだろうと寄ることに。まず入り口の自動改札にびっくり！他にもレストラン、居酒屋、カラオケルームがありかなり大きな設備にびっくり。さらに広い露天風呂やサウナ付きの温泉もかなりのもの。仮眠室は１８０度倒れるリグライニングシートが２００席以上！予想以上にくつろぐことができ大満足。これが２０周年特別価格だかで１０００円なのだから使わない手はない。ちなみに場所は近鉄線平端駅近くらしい。
	快晴のもと、紀勢線沿線ドライブ 翌日は特別料金がかかる２時前に健康ランドを出発、高速道経由で再び和歌山、湯浅方面へ向かう。ここから昨日の続きで紀勢線沿線をドライブすることに。この日も天気がよく、国道から見える海に反射した太陽がすごくまぶしかった。途中寄った湯川駅は海水浴場が目の前にあるらしく、ホームから間近に海を眺めることができた。
	めはり寿司購入！ 紀伊勝浦駅では、このあたりの主要駅で購入できる有名駅弁「めはり寿司」を買った。これはしそ味のご飯を高菜の葉でくるんでいる簡素なものだが、食べてみるとものすごくうまい！姉妹品のさんま寿司も買いたかったが、いつ食べられるかわからないので今回は断念してしまった。ちなみにめはり寿司も食べる時期を逸してしまっていて、結局口にしたのは夜、五新線跡の城戸駅に車を止めたときであった...。
	熊野本宮大社にて 紀勢線沿いを熊野市の１つ手前、有井駅までドライブした後、そこから山道へ入り熊野本宮へ向かうことにする。予想通り、かなり険しい山道だったがそれ以上にあまりに道幅が狭いことにびっくり。かなり運転するのに苦労を要した。途中瀞峡あたりにも寄ろうと思ったが時間の関係でかなわず。ただ周囲の景色は抜群によかった！そうこうしているうちに熊野本宮大社に到着。さっそく古めかしい石段を登りおまいり。階段下の茶屋でめいぶつの団子を抹茶をすすりながら味わった。
	秘湯を満喫、その１ お参りの後は、本を読んでぜひ寄ってみたいと思っていた本宮温泉郷の１つ、渡瀬温泉へ。ここの露天風呂は西日本一の露天風呂を有す、と唱っており、期待をもって入浴。思ったよりは広くなかったが、それでも足をのばしてのんびり浸かるには十分なほどであった。
	温泉粥を食す 温泉に入った後は脇の食事処で温泉粥を食す。普段粥など食べることは滅多になかったのだが、友人から名物の粥があると聞き、食べてみたかったのだ。実際食べてみると、予想とは裏腹にこれはうまい！さらには一緒についてきた冷や奴の味が濃厚でこんなにうまい豆腐を食べたのははじめてかも！すっかり満足してしまった。
	秘湯を満喫、その２ さらに熊野古道を北上。途中の十津川温泉に寄ろうとしたがすでに周囲は暗く、温泉も発見できたかったため断念。さらに北にある大塔温泉はどうやらまだ営業時間内だったらしいので立ち寄る。ここの温泉は規模こそ小さいがレストランや休憩室、その他展望台や図書館なども併設しており、なかなかくつろぐことができる。展望風呂などもあり、昼間ならばまわりの景色も一望できてさぞのんびりできるであろうと思った。夜だったので残念ながら景色は見えず...。
	沼津で途中下車 ３日連続で五条を通過、さらには天理から高速並みの規格で無料の「名阪国道」を通り帰途についた。よく考えてみたら翌日も休みなのにこのまま帰るのももったいないなぁと考え、東名沼津ＩＣで途中下車し、御殿場線沿いをドライブすることにした。この日も天気がよく、うっすらと雪をかぶった富士山の姿を所々で目にすることができた。
	箱根の名湯「天山」へ 御殿場、山北、松田と御殿場線沿いを移動ののち、前から寄ってみたかった箱根・奥湯本にある日帰り入浴施設「天山」に立ち寄ることに。ここは古い家を改造したような木造の建物がすごく印象的で、庭に設置したようないくつもの露天風呂を楽しむことができるようになっている。本来ならのんびり浸かることができるのだが、紅葉シーズンということもあり温泉も大混雑！結局のんびりするどころではなかった。
	最後はせいろそばで 温泉を上がった後、天山脇のそば処でせいろそばを食べる。ここのそばもコシが強くてかなりうまい。あっという間に食べきってしまった。最後は温泉とそばで締め、実家・横須賀へ向かった。結局今回のドライブは走行距離2150kmほど。実家近くのカー専門店でエンジンオイルとATFを入れ換え、長距離を無事走り抜けた愛車をねぎらった。

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