リプリー The talented Mr.Ripley

制作・年・時間 '99米/松竹/140分
監督 アンソニー・ミンゲラ
脚本 アンソニー・ミンゲラ
原作 パトリシア・ハイスミス
音楽   
出演 マット・デイモン
グウィネス・パルトロウ
ジャンル ドラマ ジュード・ロウ
期待度 ☆☆☆☆ 日本上映 00/08/05
野心家の青年の悲劇的運命を描く青春サスペンス。大富豪から放蕩息子ディッキーを連れ戻す依頼を受けてナポリへ渡ったリプリー。恋人と豪遊する、奔放で魅力的な彼と過ごすうち、憧れが嫉妬と屈折した愛に変貌。が、ディッキーに愛を拒絶され殺意を抱く。

  

講評
ストーリー ☆☆☆ ユーモア ☆☆ 感動 ☆☆☆
ラブ ☆☆☆ サスペンス ☆☆☆ 総合 ☆☆☆
初めはどういう理由でリプリーがディッキーを連れ戻すのか訳解らなかったのだが...。その辺で冒頭の物語は全然印象に残っていない。しかしディッキーのイタリアでの豪遊ぶり。うらやましいねぇ。彼女と金を惜しまない豪遊生活。たしかにうらやましく思ってしまうだろうねぇ。リプリーははじめディッキーの奔放な生活をうらやましく思うのだが、それが屈折した(要はアブノーマルな愛)に発展してしまうとは...。それが表面化してからはなんかリプリーを見ると気持ち悪く感じて嫌だったなぁ。(ひ弱なマット・デイモンが適役すぎると言うべきか。)その後の行動には唖然。愛を拒絶されたディッキーを殺害するし、それを怪しんだディッキーの友人も殺害してしまうし。クールで弱く見えるリプリーの奇怪とも言える行動には多少気味悪く感じてしまった。またそれが正当化されてしまう結末にもなんか後味の悪さが残った。また、この作品は、アランドロン主演「太陽がいっぱい」のリメークだが、筆者自身この映画を見たことがないので比較できず。

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