日本旅行記録 (1998.7.18〜)


サンライズ瀬戸

サンライズ瀬戸号 高松駅にて  1998/7/21

日時
1998年7月18日〜7月22日

行先
九州・四国

行程

7/18
久里浜−(横須賀線)−横浜−(バス)−羽田空港−(NH00)−宮崎空港−(宮崎空港線)−南宮崎−(日豊線)−宮崎−(日南線)−志布志−(バス)−西都城−(日豊線)−隼人−(肥薩線)−吉松−(バス)−京町温泉−(急行えびの)−都城−(特急きりしま)−西鹿児島−(特急ドリームにちりん)−

7/19
−(特急ドリームにちりん)−博多−(篠栗線)−新飯塚−(後藤寺線)−田川後藤寺−(日田彦山線)−城野−(日豊線)−門司港−(鹿児島線)−折尾−(筑豊線)−若松−(筑豊線)−折尾−(特急ソニック)−博多−(博多南線)−博多南−(博多南線)−博多−(筑肥線)−西唐津−(唐津線)−唐津−(筑肥線)−伊万里−(松浦鉄道)−有田−(佐世保線)−佐世保−(快速シーサイドライナー)−長崎

7/20
長崎−(長崎線)−浦上−(長崎線)−長崎−(L特急かもめ)−鳥栖−(L特急有明)−熊本−(三角線)−三角−(三角線)−熊本−(熊本市交)−熊本城前−(徒歩)−藤崎宮前−(熊本電鉄)−御代志−(バス)−菊池温泉−(バス)−北熊本−(熊本電鉄)−上熊本−(鹿児島線)−熊本−(L特急有明)−鳥栖−(L特急みどり)−肥前山口−(寝台特急あかつき)−

7/21
−(寝台特急あかつき)−岡山−(宇野線)−宇野−(フェリー)−高松−(琴電ロケハン)−志度−(高徳線)−讃岐津田−(高徳線)−高松−(寝台特急サンライズ瀬戸)−

7/22
−(寝台特急サンライズ瀬戸)−東京・大手町−(地下鉄)−高田馬場

 


◎温泉療養・乗りつぶしと琴電ロケハン

今回の目的は九州のJR未乗線の乗りつぶし及び体調が悪かったので温泉でも入ってリフレッシュすることであった。しかしメインはなんと言っても琴電のロケハンであろう。現在琴電は様々な私鉄から来た旧型車が走っているが、新車?の導入でこれらの旧型車も余命幾場もないとのことで、カメラに押さえようとのことであった。幼少時によく乗った元京急230形もまだ現役で走っているらしく、久々の再会を待ち遠しく思っていたのだが。


◎朝から羽田は大混雑!

今回は羽田発6:25宮崎行きという、むちゃくちゃ朝早い飛行機(全日空)を使うことにしていたので(でも安い)、JRの始発で久里浜から横浜に行き、そこからリムジンバスを使うことにした。横浜駅のバス乗り場に行くと、既に長蛇の列が...。予定していた時間のバスに乗れず、後続のバスに乗った。空港周辺が車で渋滞していたため到着が遅れ、搭乗口に着いたときにはすでに離陸10分前だった。さて、気を取り直して飛行機に乗り込んだ。最近飛行機はよく利用するのだが、明るいうちに南に飛ぶ飛行機は初めてである。(国際線のぞく)ゆえに、自分の近所が上空から見えるのではと。ちょうど天気も良かったので期待していたが。離陸後10分で早くも猿島が見えてきた。海岸線の近くにあるプールみたいなのは馬堀プールではないか!!と、妙に感動してしまった。その直後旋回したので自宅は見えなかったが。寝不足のためうたた寝していると、あっという間に宮崎空港に到着。


◎1日目は南九州の乗りつぶし&温泉

早速宮崎空港からJRに乗り宮崎駅へ。この日は未乗線である宮崎空港線・日南線・肥薩線(隼人−吉松)・日豊/鹿児島本線(都城−西鹿児島)を踏破する予定だ。まずは宮崎から志布志へ。結構車内は混んでいる。どうやら宮崎始発ではないらしい。なんとか窓側の座席を陣取ってしばらく車窓を眺めていた。日南線というと、沿線に青島・内海・油津などを控えているので、海岸沿いの風光明媚なところを走るのかな、と思いきや、そうでもない。途中で峠みたいな所を越えたりするし。海はほとんど見えなかった。3時間半ほどで志布志に到着。駅前はきれいに整備されている。以前はここから大隅線・志布志線が分岐していたが、駅が移転したためその痕跡は見あたらない。志布志からはその志布志線代替バスにのって西都城へ行った。沿線にはガーターなどが一部残っていたが、なんせ廃止されてすでに10年以上経っており、あまりその様子を偲ぶことは出来ない。西都城から隼人までは日豊線。そこから吉松までは肥薩線を利用。腹の調子が悪く、車窓を眺める余裕がなかった。おまけに冷房が故障しているし。吉松に着くと土砂降り。この街は「国鉄の街」と呼ばれているぐらい旧国鉄の痕跡が随所にみられるとのことであったが、雨と腹痛でどこにも行けず。次の列車も2時間以上来ないし、どうしようかと途方に暮れていると駅前から小林方面にバスが出ているらしい。1日2本だが、よく見るとあと30分で来るではないか!迷わずこれを利用し、京町に行くことにした。京町といえばひなびた温泉街で有名。温泉だけでも入れてくれる宿があると聞いていたので行ってみると、混んでいるのでNoとのこと。だが近くにヘルスセンターがあるとのことだったので、そこの温泉に入ることにした。中の設備はなかなか。露天風呂もある。どうやらこの温泉は飲むと胃腸病に効くらしく、試しに1杯飲んでみたら、あら不思議。調子よくなってしまった。効果抜群である!この後都城−西鹿児島と移動し、夜行で博多へと向かった。

 志布志駅  京町温泉  急行えびの

左 きれいに整備された志布志駅 中 京町温泉にあるヘルスセンター 右 京町温泉駅に進入する「急行 えびの」


◎2日目、北九州乗りつぶし。

この日は完全な乗りつぶし日になってしまった。博多に着くと、篠栗線、筑豊線、後藤寺線、日田彦山線、博多南線、筑肥線、佐世保線と息つかせぬほどのスケジュール。しかし、博多では行きつけの博多ラーメン屋に行き、ラーメンを食べた。この日の宿泊地、長崎に着いたのが夜10時過ぎであった。

門司港駅  博多駅下ラーメン屋

左 レトロ感あふれる門司港駅 中 新幹線博多駅下にあるラーメン屋


◎3日目、観光??

この日はもともと1日普通?観光日としていたので、朝早く出発して天草島でも回ろうかなと思っていたが、案の定寝坊。仕方なく長崎と熊本の観光に切り替えた。長崎は是非みたいところがあった。平和公園と原爆記念館である。この間来たときには時間に余裕が無く見る暇がなかったので、今度来たときは絶対、と思っていたが...。どうやら原爆記念館は平和公園から800mほど西へ移動したようだ。今年もまた長崎にも夏がやってきた。もうあの惨事から半世紀以上がすぎ、人々の記憶から薄れ欠けているかもしれない。このような「戦争の遺物」をみることで、改めて「現在の平和の尊さ」みたいなものが感じられたいように思う。最近インドやパキスタンなどで核実験が行われているらしいが、二度と惨事を起こさないよう、こういう無意味な実験は即座に停止すべきだと思う。さて、その後はどこに行こうか迷ったが、とりあえずJRで熊本に行くことにした。熊本といえば熊本城。実は2回来て1回も見ていないのであった。石段・坂を上ると、おお、美しい城だなぁと思った。ただ、城の周辺から街を見下ろすことが出来ない。(城の上に上らないと見えない)それが唯一残念であった。この時点でもう3時を回っている。残り時間をどう過ごすかと考えたが、近くに菊池温泉という有名な温泉があると言うことなので、そちらに向かうことにした。昔は熊本市内から菊池まで熊本電鉄が走っていたが、現在は途中区間が廃止され、途中駅の御代志からはバス連絡になっている。ちなみに、この鉄道の車両は主に元東急5000系(通称 青ガエル)を使っている。昔よく乗った電車だけに懐かしい。御代志からバスに乗って菊池温泉へ。ここにあるほとんどの旅館が温泉だけでも入れてくれるとのことだったので、バス停から近い豪華そうな?旅館に頼んでみたら、OKとのこと。ここの温泉も広々としていて良かった。しかし時間が無いのであまりゆっくりしていられない。今度は電車の時刻の関係で北熊本までバスを利用した。そこから上熊本・熊本・鳥栖・肥前山口と乗り継ぎ、肥前山口からは夜行で岡山に向かった。座席車はリグライニングが思いっきり倒れるので、気持ちよく眠れた。

長崎原爆資料館  熊本城  菊池温泉

左 新装された原爆資料館 中 熊本城 右 菊池温泉・望月旅館(入浴のみOK)

熊本電鉄

熊本電鉄には元東急5000系も。


◎4日目、琴電ロケハン。

岡山は朝5:10着。何とか起きることができた。ここから瀬戸大橋で高松へ、というのが定番だが、今回はあえて宇野からフェリーを使うことにした。高松に着くと、JR駅があった場所に駅がない!どうやら仮駅舎に移転したようだ。しかし驚いた。なお、琴電ロケレポは別掲する。琴電ロケハン後、少し余裕があったのでまた温泉に行こうと思ったが、四国には有名な温泉があまりない。本屋によってガイドを見てみると、志度の近くに「津田」という温泉があるではないか!早速行ってみた。ここは「津田の松原」で有名で、夏には海水浴客で大にぎわいだという。しかしあまり人の姿は見なかったが。駅から歩いて20分ほどのところに国民宿舎併結の温泉があった。早速風呂に浸かる。浴室からは海が見え、非常に気持ちがよい。しかし、ドアを開け放しにすると外から丸見えなので注意が必要。今回は30分ほどゆっくりつかることが出来た。夜には高松駅前で讃岐うどんを食べ、いよいよ新型寝台特急「サンライズ瀬戸」に乗り込む。

琴電ロケハンのレポートはこちらへ。

高松駅  津田の松原  サンライズポスター

左 仮駅舎の高松駅 中 津田の松原 右 高松駅内にサンライズの案内が


◎サンライズ瀬戸

7月10日にデビューしたばかりの新型寝台特急に乗ることになっていた。今までの寝台特急とは違う斬新なスタイル。寝台の種類もツイン・シングル・ソロ・ノビノビ座席などバラエティーに富んでいる。今回はシングルを利用したが果たして1000円安いソロとはどこが違うのか?次回ソロに乗ってみて比べてみたい。シングルの車内はちょっと狭く感じるかもしれないが、天井は案外高く、窮屈さを感じさせない。寝心地もまあまあであろうか。疲れていたせいか早々と眠りにつき、気が付いたらすでに横浜についていた。このあとは今まで勤めた会社の最終出社であった。


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